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2013年12月31日 (火) | Edit |

DCF00094_謹賀新年 
新春のおとずれを待ちわびながら…

皆さま、本年中は大変お世話になりました。
おかげ様で、たくさんの学びの機会をいただき感謝しております。

この一年は、自我にこびり付いた瘡蓋を一枚一枚剥ぎ取られて行く喜びに満ちていました。
その中から浮かんできたのが「からだ入門」です。

入門に対しては、熟練や専門と云う言葉がありますが、ことからだに関しては熟練者や専門家は成り立たない。
からだは無限の可能性を秘めており、意識や知識による理解や限定はその可能性を殺すことでしかない。
からだと云う無限の時空を知るには、繰返し新たに門をたたき続けるしか出来ない。「からだ入門」です。

気付きと発見に満ちた旅路がそこに待っていました。
猛烈な天

血染めの天の。
激しい放射にやられながら。
飛びあがるように自分はここまで歩いてきました。
帰るまえにもう一度この猛烈な天を見ておきます。

仮令(タトエ)無頼であるにしても眼玉につながる三千年。
その突端にこそ自分はたちます。
半分なきながら立っています。

ぎらつき注ぐ。
血染めの天。
三千年の突端の。
なんたるはげしいしずけさでしょう。

草野心平さんの詩集「絶景」に収められた詩です。
わたし自身が「その突端にこそ自分はたち」つづけてきたのだと思います。
20代からくり返し目を通してきた詩ですが、なぜ私がこの詩に魅かれ続けてきたかが、ようやく分かるようになりました。
「前衛」とは何か目新しいことをしでかすことではなく、何がやってくるか、何が起きるかわからない地点に、全身で立ち続け、未来のおとずれに向けて闇の中に眼をやり続けることでしょう。

新年も旅は続きます。宮澤賢治さんと石牟礼道子さんの作品を囲炉裏端物語り(朗読劇)として創作するのが、私の新年の願いです。

皆さま、新年もまた、共に歩んでいただければ幸いです。
よろしくお願いします。

ともあれ、本年中はありがとうございました。

人間と演劇研究所主宰 瀬戸嶋 充

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