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2013年11月06日 (水) | Edit |

 からだの力(緊張)を弛めるときに大切なのは、からだを重力に委ねることです。

 地球は常に、その中心に向かって私たちの身体を引き付けてくれています(引力)。寝転がっていても、地中にからだを引き込むように地球の引力が働いています。

 寝転がったまま、からだの内側をゆらゆらにょろにょろ(寝にょろ)と波状に揺らせば、筋肉や関節の強張りがほどけて、フライパンに落とされたパンケーキの生地のように、僅かずつですが重力によって身体全体が、床の上に伸びて広がっていきます。

すすきの思い  

 床とケンカをしているように、突っ張ったり反り返ったりしていた背中や腰の後ろが、ぴたりと床に着き、床と背中が溶け合ってしまったような感じになります。寝転がっていて、床が固いと思っていたのが、からだの緊張を弛めることで床の感じが柔らかく感じられてきます。

 緊張を弛めるためのストレッチ体操では、筋力によって力を加えて身体を伸縮します。野口体操では伸縮のために力を使いません。動きとしては身体の内側を波状や渦巻状に揺らします。細かな揺れは身体全体に伝わり、同時に微細な波の伸縮運動によって、僅かずつですが身体の緊張が緩んでいきます。緊張が緩んだ分だけ、重力によって地面に引き伸ばされて沈んでいきます。

 引力の強さを実感することは難しいかもしれませんが、二人がかりで寝転がっている人の手足を持って、地面から持ち上げることを考えれば分かりやすいかもしれません。地面からほんの少し持ち上げるだけでも、かなりの力がいることでしょう。それだけの力が、からだを地球の中心に向かって引き下ろしているわけです。
 
 重力の力にからだを委ねる以上のリラックスは無いはずです。筋力はホンの僅かにからだの内側を揺らすだけに使います。誰にでもできる、からだ全体のリラックス法です。

 体液循環もよくなり、頭に上っていた血流が、からだのほうに活発にめぐり始め、心も休まります。立ち上がってみると、地に足がつき姿勢が伸び、視界も広がります。心も軽くスッキリして、更なるレッスンの課題へと取り組みます。。。。

(もしかして、からだは固いものだと思い込んでいませんか?からだの中身は70%が水分です。固い水なんて見たことありません。からだはみんな柔らかくできています。)

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