FC2ブログ
2020年05月22日 (金) | Edit |
名称未設定 21

友人(村上洋司si氏)に声かけられて始めたブックカバーチャレンジ。

FBにアップし始めたら、案外楽しくて一週間で終わりというルールを無視して、もう二十日間も続いてしまいました。

さすがに今日は、全く文章が出てこないのでここで一区切りかと思っていました。でも昼寝(夕寝?)から眼が覚めたら、ここで区切るのももったいない気がして(笑)

「ことば」のレッスンのテキストとして、この頃は、宮澤賢治さんの童話を繰り返し読んでいます。

『鹿踊りのはじまり』『セロ弾きのゴーシュ』『よだかの星』『銀河鉄道の夜』『注文の多い料理店』『どんぐりと山猫』『雪渡り』『水仙月の四日』『ひのきとひなげし』『かしわばやしの夜』こうやって題名を並べるだけで、おもちゃ箱を眺めるような幸福感があります。

「からだとことばといのちのレッスン」では、声と言葉をひらくためテキストであり、参加メンバーがこえにして読むのを聞くのが私の役割です。だから私はこのひとつひとつの作品を何十回も聞かせてもらっているのです。けれども飽きると言うことが無い。そのたびに物語りに描かれた光景が浮かび上がります。

それから、「え!こんなことが書いてあったっけ?!」と毎回新たな内容が発見される。何度読んでも発見があるのです。これは私の頭が悪いこともあるでしょうが(笑)、どうやら賢治さんの言葉(文章)にはそういう力が在るらしいのです。

この頃楽しいのは、どの作品にも「謡い・踊り」が描き込まれていることです。声に出して読んで行くと、眼で読んでいては分からないような、独特のリズムを持ったことば(文脈)が発見されるのです。

声に出して読むことで物語のある部分が謡い出し、そのリズムが読み手のからだを内側から揺さぶり、息(こころ)が踊り出す。各々の作品のなかに、読み手の声=息づかいの浪打=「謡い・踊り」を発見しては、私自身が小躍りしています。

賢治さんの物語りは、ぜひ声に出して読んで誰かに聞かせてあげてください。相手は海でも山でも樹でも人間でも岩でも、誰でも構いません。相手に向かって読んであげてください。上手い下手なんて気にしないこと。繰り返し誰かに読んでいるうちに、物語のちからで私たちのこえ・ことばがそだててもらえます。朗読法や人の意見など無視が一番です。

これらの童話は賢治さんが、自分の妹や弟に読んで聞かせていたものですから、声にして読み聞かせるのが、もともとです。弟妹への賢治さんの思いも、ことばの中に息づいているのでしょう。

だから黙読ではチンプンカンプンが多いのです。糞真面目に黙読をして、分かった気になっているような読み方をする人は、『注文の多い料理店』の「二人の若い紳士」のように、顔がくしゃくしゃになってしまいますよ。

くれぐれも、賢治さんの童話は、ぜひ声に出して読んでみてください。

ちくま文庫の『 宮沢賢治全集 5~8 』が賢治童話の世界です。

Book Cover Challenge !   ページ リンク №
         
         
         
         


関連記事