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2020年05月19日 (火) | Edit |
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この頃では、全身呼吸を勧めている。

足のつま先から頭の天辺まで、腰や胴体や胸・腹から腕も。五体全体で呼吸をする。そのうえ床や地面、大地、地球までもが、呼吸を通じて自分の「からだ」と一つになり、自他の境界が消えてしまう。呼吸とからだの動きがひとつ(=集中の成立)になるときに、同時に丹田に力が満ち、息によって「からだ」(=姿勢)が支えられて、非常に気持ちのいい姿が現れる。

赤ん坊が泣いているときのからだの動きを見ていると、全身が呼吸に参加して膨らんだり弛緩したりを繰り返しているのがよく分かる。お腹=丹田など張り裂けんばかりだ。べつに意識してお腹を膨らましているわけでは無い。

よく武道の稽古などで腹に力を入れてとか、丹田に力を籠めなさいなどと言う人がいるが、そういう指導は過ちである。こういう指導をする人、自身が丹田呼吸が出来ていない。分かっていない、その証拠を自ら言動で白状している(笑)

丹田に力が満ちてくるのは、心身一如の集中が成立した結果である。結果として腹に力が満ちてくるのであって、意識して腹部の筋肉を緊張させて腹を膨らますのでは、力の湧き口に筋緊張で蓋をするようなものだ。
後ろ腰を反らせて腹を膨らませて、自分は腹式呼吸が出来ていると、思い込んでいる人によく会う。丹田呼吸は努力や筋トレによって身につくものではない。

それにしても呼吸は大事だ。それひとつで全てが変わる。ひっくり返る。

1971年12月15日第1刷発行
1983年7月15年第13刷発行

解説されている呼吸練習法は、私には馴染まなかった。けれども日本古来の呼吸法に関する多くの記述は、いまだに私の中に根を下ろしてるようだ。

本だなの守り神のように鎮座している一冊。

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