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2015年07月21日 (火) | Edit |
2015-07-07 007ed

最近、声を大にして言いたいのが「正座をするときは大股開きをしなさい!」

ワークショップは地べたに坐って始まります。畳や床に腰をおろして、参加者全員で車座になってレッスンをスタートします。私は正座が楽なので、輪の中に入って正座で座ります。参加者もつられて正座をする。別に正座を強制しているわけではないので、無理せずに足を崩してもらい楽な姿勢をすすめます。

ところが、参加者が正座をしたときの様子を見ていて、いつもとても気になることがあるのです。みんな両膝を合わせているのが気になって「両膝をくっつけるのは間違いです。それは正座ではありません!」と言って、レッスンから脱線し薀蓄(うんちく)話しが始まるのです。

    *    *    *

正座で両膝を合わせる(くっつける)ことは、股関節を緊張させて股を引き閉めている状態です。正座に限らず椅子に座った時もそうですが、膝を揃えて合わせることは、股関節まわりに強い緊張を強いることになるのです。

電車の中、狭い座席に押し込められて膝を閉じていると、脚の落ち付きが悪く不快になります。脚を組みたくなったり、居眠りすれば大股開き。身体の仕組みからいえば、当然自然のことです。無理な緊張を持続しているのです。(私は大丈夫と言う人が居たら、おそらく緊張が固着して無感覚になってしまっているのだから気を付けた方が良いと思います)

正座で両膝をくっつけたままで息を吸ってみましょう。呼吸につれて、おへその下あたりまでが少々膨らみます。けれども膨らみは股の間で締め付けられるようにして、そこで止まってしまいます。こんどは膝の外側を腰幅くらいに開いて息をしてみます。お腹だけではなく、お尻や股関節の方まで楽々と息が広がります。息が深くなったのです。

息(呼吸)の深さは、精神的な安定に関与しています。息が浅ければ身体のリズムが忙しなくなり、神経質になります。息の深さをせき止めるように、身体の緊張を自ら強制するなど、不合理極まりないことなのです。

さらに、股関節まわりが緊張していると、息が深く入らないだけではありません。脚の付け根が圧迫されているのですから、股関節まわりから脚にかけての血液循環や神経の伝わりも、緊張によって阻害されてしまいます。

いくら行儀作法が大切だからと言って、年がら年中、股関節を引締めていては、健康に良いわけがありません。女性であれば、下腹部にある泌尿器系や生殖器関連の、婦人病の原因を自ら作っていることになるのではないでしょうか。

生殖に関する器官は、活発に新陳代謝をくり返している部分でしょう。緊張によって血管や神経が圧迫されれば、十分な代謝が阻害され、循環障害をおこします。その結果様々な発病が考えられる。不妊や冷え性のこともこの辺りから考えられないものかと思います?

和服で生活していた時代、正座のときは大股開きです。椅子に腰かけていても同様です。大股開きをしていても、着物と下着の裾が筒状になって、腿から膝を包んでいるので、股関節をわざわざ引締める必要がありません。生地に寄りかかって股関節の緊張は緩んだままです。その方が着物の裾が張り切って、和服の型がカッコよく極まるそうです。

それなのに、洋装になった現代も、行儀の型だけが残って身体を縛っています。スカートで大股開きでは、何かと不都合なのは分かるのですが、無理やり不自然な緊張(=股関節を緊張させて膝を合わせる)を強いて、身体の調子を崩しては意味が無いと思います。

さて、どうしたものでしょうか? とりあえずズボンやスラックスであれば、膝の間を、拳一個分から二個分は開いて正座や椅子に腰掛ける。スカートのときには、ひざ掛けで腿から膝を筒状に包むようにして座ってみては如何なものでしょう。筒で包むのは、ズボンやスラックスのときにも良いかもしれません。

自宅で寛ぐときは、お釈迦さんの胡坐が一番ですね。

これらのアイデアは、あまり厳密に実験・検証したものではありませんが、物理的には非常に単純な、仕組みと考え方です。どなたか実際に試してみて、何らかの効果があれば、ぜひ知らせてほしいものです。

    *    *    *

正座の効用は奥深いものがあります。そのこともいずれお話ししたいものです。序でながら、股関節の緊張がとれないと、どんな努力をしても十分な発声ができません。こちらが私の本業ですが(笑)

【現代医学では、筋肉の緊張が身体に物理的に及ぼす悪影響について、あまり重要視していない様に思えます。意識的にせよ無意識的にせよ、身体の中の部分的な緊張が、物理的に器官を圧迫することで、血流や神経伝達を阻害します。その影響についてあまり真剣に語られるのを耳にした事が無いのです。興味を持って一緒に研究してくれるお医者さんがいるとありがたいのですが。】

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