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2014年06月14日 (土) | Edit |

最近、定例会以外でのワークショップの機会が増えています。セラピーとしてのレッスンでも、表現のレッスンをするときにも、WSでは「脱力」を基本レッスンとして、必ずとり入れています。今月末には西荻窪「ていねいに、」さんでWSを始めますので、この機会に「脱力」レッスンについて、文章にしてみました。ご覧ください。
脱力20140614

脱力」レッスンについて
普段は意識することのない、身体深部の筋緊張に気付き、それを取り除いていくのが「脱力」です。

肩こり、腰痛、痛み、ストレス、不安などが身体の表層に現れたとき、初めて私達は緊張を意識します。

逆から言うと私達は、不調になって緊張が意識に上らないときには、自分は緊張していないと思いこんでいます。

思い(意識)に任せて、不自由なく生活が送れているときには、自分が緊張しているとは思わないわけです。

ところが、丁寧に身体の内側の感じに注意を向けていくと、無自覚な筋緊張に気付くことが出来ます。そしてそれを緩めて(脱力して)行くことで、身体は解放感に満たされます。スッキリして心地良く、晴々とした気持ちになり、動くことに積極的になれます。

実は、緊張の結果が様々な症状として自覚(意識)されてからでは、手遅れなのです。セルフケアは諦めて、病院や整体院など専門家のお世話にならなければなりません。

大切なことは、自分自身の身体深部への感受性を深め「脱力」が分かってくれば、手遅れになる前にセルフケアが無理なくできるようになるということです。

身体の情況を知れば、「今日は無理しない方が良いな。ゆったりやろう。」「今日は少々無理して頑張っても大丈夫だ。」と、生活のリズムが創れるようになり、行動から力みが抜けてメリハリが出てきます。自分の身体のリズムに乗って、日常をしなやかに泳ぎ渡って行けます。

ワークショップで、「自分は身体が硬いので」と悩んでいる方とお目にかかる機会が増えていますが、「硬いのではありません、力のぬき方を知らないだけですよ。」と、私はお返事しています。実際、学校や様々な教室で、力のぬき方は、全くと言っていいほどに教えていません。

私は、30年ほど前に、東京芸大名誉教授の野口三千三先生から、野口体操を習いました。力を抜くこと(脱力)の大切さを学び、以来、野口体操を続けて来ました。野口体操はストレス社会を生き生きと乗り切るヒントの宝庫です。「脱力」レッスン(野口体操)を通じて、力を抜くことの大切さと喜びををお伝えできればと思っています。
【追記】心の不調の原因も身体深部の筋緊張の影響を受けます。運動筋(随意筋)に限らず、内臓や血管組織も筋細胞でできており、それ自体が伸縮運動をします。身体内部に固着した緊張は、不随意の筋組織にまで圧迫緊張を及ぼし、身体内の正常な体液や血流の循環を妨げ、脳や神経伝達の働きを妨げます。

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